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第26回環境フォーラム 「自然力の活用と再生」

趣旨と概要

 自然が生み出す有用な物質やエネルギ-を人類が活用することは当然のことで、その活用の難易度や効果の規模は別にして、大いに活用すべきであると考える。この自然が生み出す有用な物質やエネルギ-を自然の力と受け止め、ここでは自然力と称することにする。そして、今回の環境フォ-ラムでは、この自然力に注目し、自然力をうまく活用している好例を講演会という方式で紹介する。勿論、自然力をうまく活用するためにはダメ-ジを受けた自然力を再生することも重要なことで、こうした自然力の再生に関する話題も紹介したい。   自然力の活用と言えば、真っ先に頭に浮かぶのが再生可能エネルギ-の利用である。そこで、1件目の講演はこの再生可能エネルギ-の利用として、風力発電に関する話題を紹介する。世界における風力発電の現状と今後について紹介したい。
 一方、人類は土壌をうまく利用することで豊富な農作物を得ているが、この土壌も又、自然力と言える。しかし、今回の大震災で発生した大津波により、かなりの土壌が塩害の被害を受けた。2件目は、自然力の再生という観点から塩害被害を受けた土壌の再生に関する話題を紹介する。
 3件目は微生物の利用に関する話題である。人類は多方面で微生物を利用しているが、ここでは微生物を用いた排水の再生処理について紹介する。生活排水、工業排水を問わず、微生物は水の再生に広く利用されている。一方、この水も又、自然力と言えるから、3件目の話題は自然力の再生という観点からの話題とも位置付けることができる。
 今回の環境フォ-ラムで自然力の活用と再生に関する話題を聞いてもらうことで、自然の偉大さを再認識していただき、環境保護への関心を更に一層深めていただければ誠に幸いである。

開催日時

平成24年8月9日 13時~

開催場所

東北大学片平さくらホ-ル

主 催

東北大学大学院環境科学研究科

共 催

(予定)宮城県, 青葉工業振興会,
資源・素材学会東北支部, 日本鉄鋼協会東北支部

プログラム

 総合司会:佐藤 有一  東北大学大学院環境科学研究科新日鉄連携講座 客員教授
 開式の辞:13:00~13:10 田路 和幸 東北大学大学院環境科学研究科長
 1.13:10~14:10
  「風力発電の現状と将来」      石川 忠  ㈱日鐵テクノリサ-チ
                           新日本製鉄㈱鉄鋼研究所
 2.14:10~15:10
  「製鋼スラグによる田園の再生」   北村 信也 東北大学多元物質科学研究所
 (10分休憩)
 3.15:20~16:20
  「微生物等を利用する水の再生」   加藤 敏朗 新日本製鉄株先端技術研究所
 閉会の辞:16:20~16:30   木本 隆 宮城県環境生活部長

参加申し込み・問い合わせは下記まで

佐藤 有一
新日本製鉄㈱先端技術研究所 環境基盤研究部
〒293-8511 千葉県富津市新富20-1
TEL:0439-80-2167 Fax:0439-80-2745
e-mail:sato.yuichi@nsc.co.jp

物部 朋子
東北大学大学院環境科学研究科 研究企画室
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-20
TEL:022-795-7408 Fax:022-795-4309
e-mail:monobe@mail.kankyo.tohoku.ac.jp

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