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探査工学部門委員会:平成28年度 資源探査データプロセッシング講座

近年,ビッグデータの解析とそれに伴うAI開発(ディープラーニング等)が流行している。資源探査は「元祖・ビッグデータ」と呼ぶべき,各種探査情報を組み合わせて統合化解析する。そのため,地理的位置を特定するGISは必須ツールである。一方,各国のオープンデータ化政策の深化により,日本のASTER,米国のLandsatやEO-1,欧州のSentinelシリーズ等の衛星画像が無償でダウンロードでき,自由に使えるようになった。衛星画像解析可能なGISも無償公開され,自治体行政,農林漁業,防災等で幅広く普及し使われている。このような時代背景と技術動向を,資源探査・開発においても積極的に取り入れ,「使える」低コストシステムとして提供し,できれば,日本の資源関連企業のツールの一つとしての活用を目指したい。資源・素材学会の探査工学部門委員会は,これまで「大規模データプロセッシング」と銘打った企画講演を春季・秋季大会で実施してきたが,実際にどのように活用するのか,その具体的手法とノウハウを求められることが多くなったので,ここに資源探査データプロセッシング講座を開設して提供したい。今年度は,総説「金属鉱物・地熱資源探査への リモートセンシング応用技術とその最近の動向」(小池克明,古宇田亮一)が6月30日に公開(※)されたことを機会に,第1回として「フリーGISによる衛星画像解析-資源探査実習 入門編-」を開催する。無料アプリと無料データ(LANDSAT,ASTER等)は,資源国の探査家・実務家の参入及び理解の促進の敷居を低くする効果があり,これまで有料アプリで処理されてこられた探査家諸氏にとっても,有益な内容となるであろう。(※)http://doi.org/10.2473/journalofmmij.132.96

主催

資源・素材学会 探査工学部門委員会

開催日

2016年12月16日(金)10:00~17:00

会場

資源・素材学会 4階会議室(〒107-0052 東京都港区赤坂9-6-41 乃木坂ビル4階)

テーマ

フリーGISによる衛星画像解析-資源探査実習 入門編-

講習内容

  1. 用いるデータについて
  2. QGISの開始と地図・画像の表示
  3. 地形解析の初歩
  4. WEB画像重ね合わせ
  5. ジオリファレンス(スキャン地図合わせ)
  6. 衛星画像解析
  7. 3次元表示
  8. 地図出力(Print composer)

参加費

正会員:8,640円(税込)
非会員:12,960円(税込)
学生:3,240円(税込)(※学生は会員・非会員を問わず)

御振込先

三井住友銀行 銀座支店 普通預金 8192478
「一般社団法人 資源・素材学会 探査工学部門委員会」
(イッパンシャダンホウジン シゲンソザイガッカイ タンサコウガクブモンイインカイ)

その他

【重要】当日は,実習用に各自のPCをご持参下さい。

  • 事前申し込みが必要です。最大定員20名まで。
  • 講習資料はUSBメモリに納める予定です。

問合せ先

一般社団法人 資源・素材学会事務局
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目6-41
TEL 03-3402-0541 FAX 03-3403-1776 E-mail info(at)mmij.or.jp *(at)部分を@にしてください