溶接部の安全性・信頼性を向上させることが，鉄鋼材料の性能を引き出すために必要不可欠である。前回の溶接に関する西山記念講座より12年が経ち，溶接技術は飛躍的な進歩を遂げたといえる。第229・230回の本講座では，この間の溶接技術の進歩に焦点を当てる。第2部ではシミュレーション，組織解析，疲労評価の進歩を，第2部では最先端の厚板および薄板溶接技術，そして溶接材料の最先端に着目する。鋼材，溶接構造物の設計・溶接設備機器・溶接施工に携わる研究者・技術者にとって有意義な技術講座となることを期待する。

主　催

日本鉄鋼協会

協　賛

資源・素材学会ほか

開催日

【東京】第229回　2017年6月7日（水）9:30～17:00 受付時間:8:45 ～ 16:10
【大阪】第230回　2017年7月5日（水）9:30～17:00 受付時間:8:45 ～ 16:10

会　場

【東京】早稲田大学 西早稲田キャンパス 63号館2階会議室 （東京都新宿区大久保3-4-1）
【大阪】（株）ラソンテ 3階会議室（大阪市淀川区宮原1-6-1新大阪ブリックビル3階）

参加費（税込み，テキスト付）

会員：8,000円，一般：15,000円，学生会員：1,000円，学生非会員：2,000円
注）会員割引は個人の会員のみ有効です。協賛団体の個人会員，学生会員も含みます。
受付で本会あるいは協賛団体の会員証をご提示下さい。

プログラム

9:30～10:30　「溶接･接合技術の進歩と動向」
大阪大学 未来戦略機構第1部門 特任教授　平田好則

10:30～11:20　「溶接プロセスのシミュレーション・可視化技術」
大阪大学 接合科学研究所 教授　田中　学

12:30～13:20　「溶接・接合部の組織解析技術」
東北大学 大学院工学研究科 材料システム工学専攻 教授　粉川博之

13:20～14:10　「エネルギー分野を支える高性能溶接構造用鋼材と将来展望」
九州大学 大学院工学研究院 海洋システム工学部門 教授　後藤浩二

14:30～15:20　「最先端の厚板溶接部に求められる接合技術とその特性」
JFEスチール（株） スチール研究所 主席研究員　大井健次

15:20～16:10　「最先端の自動車用薄鋼板の溶接技術」
新日鐵住金（株） 鉄鋼研究所 接合研究部 上席主幹研究員　宮崎康信

16:10～17:00　「アーク溶接の材料・プロセス・機器の最先端」
（株）神戸製鋼所 溶接事業部門 技術センター 溶接開発部 溶接開発部長　清水弘之

申込締切

2017年5月31日（水）

申込方法

詳細は以下URLよりご確認ください。
https://www.isij.or.jp/musx9fwrc

問合せ先

日本鉄鋼協会 育成グループ
TEL　03-3669-5933　　FAX　03-3669-5934　　E-mail　educact@isij.or.jp
URL　https://www.isij.or.jp/