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第1回 若手の会

「第1回 資源・素材学会東北支部若手の会」
資源・素材学会東北支部若手の会 会長 篠田 弘造

去る平成20年7月,資源・素材学会東北支部若手の会が発足しました.そして平成21年1月12日(月),13日(火)の二日間に わたり,仙台市秋保温泉において第1回若手の会を開催しました.ここに,その報告をいたします.
参加の呼びかけが支部若手会員全員には行き渡りませんでしたが,東北大学,秋田大学,岩手大学の若手教員を通じ三大学から 37名の参加がありました.企画,開催日時の決定から年末年始を挟んで約1ヶ月という短い準備期間,卒論や修論の追い込み時 期というタイミングを考えると,予想以上の反応といえると思います.また,参加者も若手助教と准教授をはじめ,学部4年生 から博士後期課程2年生まで幅広い学年の学生に集まっていただきました.若手の会のプログラムは以下の通りです.

1月12日(月)
14:00-14:10  開会挨拶 資源・素材学会東北支部長 齋藤 文良
14:10-14:20  若手の会主旨説明・連絡
14:20-14:50  招待講演「岩石中の残留応力-エックス線回折法による定量化の試み」
            東北大学流体科学研究所 助教 関根 孝太郎
14:50-15:30  秋田大学修士学生による海外鉱山見学報告
15:40-16:40  参加者自己紹介
16:40-17:00  集合写真撮影,ポスター貼り付け準備
18:30-19:30  夕食
20:00-     ポスターセッション

1月13日(火)
10:00-11:00  キーノート講演「水熱反応実験の基礎技術/温泉から超臨界状態までの実験装置」
            東北大学大学院環境科学研究科 助教 平野 伸夫
        キーノート講演「X線を知り,活かす」
            東北大学多元物質科学研究所 准教授 篠田 弘造
11:00-11:05  閉会挨拶

午後2時,齋藤文良東北支部長による開会挨拶のあと,まず東北大学流体科学研究所・助教 関根孝太郎氏による特別講演で始 まりました.素材開発の研究分野ではごく一般的な構造解析手法であるX線回折を,岩石試料の残留応力評価に利用するという 興味深い内容でした.講演のあとは岩盤工学が専門の参加者からも質問が相次ぎ,熱のこもった議論が続きました.
続いて,秋田大学の2名の修士学生による,海外研修の報告と体験談を話してもらいました.銅鉱山および石炭鉱山の見学と実 習の様子を熱心に語ってくれました.
夕食後,参加者の自己紹介,研究内容紹介を兼ねたポスターセッションを行いました.異なる所属,異なる研究分野の枠を越え て,参加者相互の交流が深まったように思います.セッション終了後,各部屋に戻ったあとも夜遅くまで交流は続きました.
2日目は,午前中に大学教員による2件の講演を行った後,昼前に閉会となりました.
短い準備期間と決してよいとはいえない開催時期,タイトなタイムスケジュールにもかかわらず,第1回の若手の会としてはま ずまずの滑り出しと思います.今後も永く続けていけるよう,よりよい会にするために努力して行きたいです.今回の若手の会 開催におきましては,資源・素材学会東北支部からのご支援,参加者の皆様からのご協力をいただきました.今後ともご支援, ご協力の程よろしくお願いいたします.


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