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支部長挨拶


関西支部 支部長  小池 克明(京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻地球資源学講座)

 5月24日の支部総会にて,今年度の関西支部長を仰せつかりました。ご存じのように関西支部の範囲は中部地方の西側と近畿,四国,中国地方の21県にも跨がり,日本全国47都道府県の半分近くもカバーするという地理的に広く,会員数も関東支部に次いで多いです。このような大きな組織の舵取りを務めることの責任の重さを感じております。
 関西支部の大きな特徴として,石灰石鉱山,製錬所,リサイクル工場など資源開発,素材加工・開発,環境・リサイクルに関連した企業,ならびに資源・素材関連の研究に取り組む大学・高専が多いことがあげられます。別子鉱山,神岡鉱山など日本を代表する金属鉱山もかつては数多く稼行しており,カミオカンデに象徴されるようにその資産を新たな形態で先端研究に活用されています。鉱山を開発する中で得られました鉱石試料や岩盤計測データなども,大変貴重な研究資料であり,基礎研究分野での新規発見や海外での資源探査・開発に大いに資するものです。
 このように人的資源と研究環境に恵まれ,資源・素材関連企業との繋がりも強い関西支部で,何よりも重要なことは活動の活性化です。今年度の秋季大会は京都大学桂キャンパスで開催され,『令和での発展と貢献』をキャッチフレーズに掲げています。これは,この大会の成功に向けて関西支部の意気込みを表すものです。令和という新しい時代に資源・素材分野が研究,産業の両面でますます発展しますこと,それに日本,国際社会の持続的発展にますます貢献できますことを目指し,秋季大会がその一助になれますことを願っています。これは,関西支部のさらなる活性化と結束の強化のきっかけとなるでしょう。
 これまでもこれからも,社会と産業の根幹に位置する資源・素材分野の重要性は変わりませんし,新規資源発見の深部化,地球環境問題の顕在化などという難しい問題に直面する中で,一層重要になると考えられます。環境共生型社会の構築と繁栄に向けて,まさに先端的研究と技術革新が求められます。また,支部活動の活性化には資源・素材分野に興味をもった若手研究者・技術者,学生を増やし,この分野の次を繋いでもらうことが不可欠です。この若手へのアピール,若手増加も最重要課題の一つとして,皆様と取り組んでまいりたいと存じます。関西支部の発展,プレゼンス向上に向けましてお力添えのほど,何とぞ宜しくお願い申し上げます。