近年、温室効果ガスであるCO2の削減問題については、世界的に深刻で喫緊の課題の一つです。

また、2015年COP21で採択された脱炭素化にむけた世界的な枠組みのパリ協定により、世界各国では、ネガティブエミッション、カーボンニュートラルの技術開発に対して一層の関心を集めております。

わが国においても、2019年に革新的環境イノベーション戦略を立ち上げており、2050年のゼロエミッション実現にむけて、政府が掲げるイノベーション戦略により、工業のみならず、農林、水産、ならびに家庭等からの全5分野(エネルギー供給側・需要側、産業、業務・家庭、農林水産業・吸収源)を対象にカーボンニュートラルのための技術確立をめざしております。

当部門委員会では、そのうち重点課題の一つであるCO2回収・利用(CCU: Carbon Capture & Utilization)技術、およびCO2回収・貯留(CCS: Carbon Capture & Storage)技術に関連する学術的な基礎研究をはじめ、実証から現場までの幅広い観点からの情報共有を目的としております。

これまでに実施した当部門委員会の主な活動内容は、以下のとおりとなっております。

  • 春と秋の部門委員会:秋季資源・素材学会での企画セッションの企画・運営
  • 学術雑誌への特集号の企画、掲載、
  • 見学会の企画等