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九州支部案内 ~資源と素材を繋ぐテクノロジーの創造を九州から発信するために~

九州支部長 笹木 圭子(九州大学 教授)  2016head-sasaki

 

 

九州支部は、北海道支部と並んで、本学会のなかでもとくに100年以上の長い歴史を重ね、資源と素材の間にあるあらゆるテクノロジーの開発研究と教育に携わってきました。諸先輩から引き継いだ鉱山工学は、総合工学の一分野として、地球資源システム工学となり現在に至っています。ちなみに、今年のノーベル生理学賞受賞者である大隅良典栄誉教授のご尊父大隅芳雄様は、九州大学採鉱学科に昭和4年~43年在籍、九大教授、工学部長までつとめられ、岩盤力学の創生期の歴史に大きな足跡を残された大先輩でありました。

 

また、九州はアジアに向けた日本の玄関として、多くの留学生を受け入れ、資源・素材分野での教育を通して、アジア諸国に向けて人材を輩出してきました。この10年だけをみても九州支部の研究アクティビティはアジアの経済成長に大きく影響を受けて様変わりしていったことがわかります。年々優秀な留学生が増え、日本人学生にも刺激を与え、国際化を大きく押し進めていきました。このような成果もまた諸先輩が長年をかけて築いたアジア諸国との信頼関係の上にあるものにほかなりません。現在の支部活動で重要な位置を占めている国際シンポジウムCorporative International Network for Earth Science and Technology (CINEST)は、毎年約12カ国からの参加者を集めるプラットフォームとなっています。

 

そのほか、九州地区の関連大学(九州大学、熊本大学、長崎大学、宮崎大学、九州工業大学、北九州市立大学、九州産業大学、福岡工業大学)の学生が一堂に会しての「若手研究者および技術者の研究発表会」、会員の親睦会をかねた離島などへの「現地見学会」を毎年行い、若手の育成のためにこれらをより一層魅力的なものに工夫していこうとしています。

 

資源・素材学会は、昨年度から今年度にかけて、季刊誌の発刊、ホームページの刷新など、新たな一歩に向けての転換期にあります。わたしたちは、九州からアジアひいては世界に向けて、資源と素材を繋ぐテクノロジーの創造を発信する存在でありつづけたいと願っています。