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九州支部長あいさつ

 

 

九州支部長 金子 賢治(九州大学 教授)

 身の回りにある様々な素材は、当然のことながら多様な資源から成り立っています。また、優れた特性を有する新素材の発明や発見は、それを構成する資源に大きく依存し、かつ産業や社会を変革する大きな原動力であり続けています。資源・素材学会の扱う領域は、鉱物資源の開発から非鉄金属の製錬や精錬、素材の製造に至る一連の技術、資源循環(リサイクル)、環境保全や資源経済等、多岐に亘ります。資源・素材の分野における技術の革新は、常に新しい産業を誕生させ続け、今後も新たな社会文明を開き続けていくことが期待されています。

資源・素材学会九州支部は100年以上の長い歴史を重ね、資源と素材の間にあるあらゆるテクノロジーの研究開発と教育に携わって参りました。九州は、その立地的条件からアジアに向けた日本の玄関として、多くの留学生を受け入れ、アジア諸国に向けて長年に亘り人材を優秀な輩出してきています。年々優秀な留学生が増え、彼らが日本人学生達にも刺激を与え続け、国際化を大きく押し進めてきています。このような成果も諸先輩が長年をかけて築いたアジア諸国との信頼関係の上にあるものにほかなりません。

九州地区の関連大学(特に九州大学、熊本大学、長崎大学、宮崎大学、九州工業大学、北九州市立大学、九州産業大学、福岡工業大学)の学生らが一堂に会する「若手研究者および技術者の研究発表会」や、会員の親睦会をかねた離島などへの「現地見学会」を毎年行うなど、より一層魅力ある支部活動を進めたいと考えております。

資源・素材学会は、季刊誌の発刊、ホームページの刷新など、新たな一歩に向けての転換期にあります。わたしたちは、九州からアジアひいては世界に向けて、資源と素材を繋ぐテクノロジーの創造を発信する存在であり続けたいと願っています。資源・素材の安定的供給、開発や利用、環境との共存を目指し、研究開発と教育を通し、維持・発展を継続していく所存です。宜しくご支援をお願いいたします。