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E-scrapシンポジウム2016およびリサイクル施設見学会

主催

東京大学 生産技術研究所 非鉄金属資源循環工学寄付研究部門(JX金属寄付ユニット)

協賛

資源・素材学会ほか

E-scrapシンポジウムは平成26年に同じく東京大学生産技術研究所JX非鉄金属資源循環工学寄付研究部門で開催された。今回は2回目となる。2年間でのE-scrapリサイクルに関する状況は大きく変化している。その一つは金属資源価格の低下である。ただし,多くの金属資源価格が低迷している中で唯一金の価格のみがほぼ当時と同レベルである。その意味では,相対的にE-scrap資源の中心となる廃電子基板の資源の重要性が高まっている。もちろん廃電子基板中の金濃度の低下など別の課題も新たに発生している。さらにE-scrapの輸出入の問題も国内での収集も合わせて昨年度から議論されている。また,EUでは循環経済のパッケージが発表され,ますます廃棄物等のリサイクルの重要性が増している。E-scrapは資源性も高いが,一方環境負荷性も併せ持つ,このような資源を環境対応しながら効率的に処理するためには,従来の銅製錬プロセスの存在が欠かせない。以上,資源ならびに環境の面から大変注目を集めているE-scrapに関する最新情報を一堂に発表していただき,多くの課題について議論を深めたい。

開催日

2016年9月27日(火)10:25~17:00(交流会17:20~19:30)
見学会:2016年9月28日(水)

会場

東京大学 生産技術研究所 An棟2F コンベンションホール(〒153-8505 目黒区駒場4-6-1)

参加費

資料代として3,000円(変更となる可能性あり),交流会は無料(予定)

プログラム

司会:東京大学 生産技術研究所 副所長・教授 岡部 徹

10:25~10:30 趣旨説明
東京大学 生産技術研究所 JX金属寄付ユニット 特任教授 中村 崇
10:30~11:00 「資源としてのE-scrapの可能性(仮題)」
東北大学 環境科学研究科 教授 白鳥寿一
11:00~11:30 「E-scrapから実現するCircular Economy」
ハリタ金属株式会社 社長 張田 真
11:30~12:00 「宅配を利用した小型廃電子機器の回収の新展開」
リネットジャパングループ株式会社 社長 黒田武志
12:00~13:00 (休憩)

司会:東京大学 生産技術研究所 特任教授 前田正史

13:00~13:40 「我が国のE-scrap輸出入規制の課題と対応(仮題)」
慶応大学 経済学部 教授 細田衛士
13:40~14:10 「非鉄製錬におけるE-scrap処理の最近の進歩(仮題)」
三菱マテリアル株式会社 直島製錬所技術課 課長 谷口 徹
14:10~14:40 「JX金属グループにおけるE-scrap処理」
JX金属株式会社 日立事業所 HMC製造部生産管理課長 亀谷敏博
14:40~15:00 (休憩)

司会:東京大学 生産技術研究所 教授 中村 崇

15:00~15:30 「廃小型家電製品等からのTa回収技術開発について」
三井金属鉱業株式会社 金属事業本部金属事業部 担当部長 太田洋文
15:30~16:10 「小型電子機器リサイクル法の現状」
環境省 リサイクル推進室 室長 田中良典
16:10~16:50 「非鉄金属資源の動向」
経済産業省 鉱物資源課 課長 萩原崇弘
16:50~17:00 「シンポジウムを終えて」
東京大学 生産技術研究所 JX金属寄付ユニット 特任教授 前田正史
17:20~19:30 交流会
東京大学 生産技術研究所 An棟1階 カポペリカーノ

リサイクル施設見学会

開催日:2016年9月28日(水)
見学先:産業技術総合研究所 戦略的都市鉱山研究拠点(SURE),JX金属株式会社 日立事業所
対象:全国の非鉄製錬・リサイクルに関心を持つ学生(4年生,M1,D1,D2)および公的機関の若手研究者
定員:20名
参加費:2,000円(変更となる可能性あり)

参加登録・問合せ先

東京大学 生産技術研究所 岡部研究室 学術支援専門職員 宮嵜智子
FAX 03-5452-6313 E-mail okabelab@iis.u-tokyo.ac.jp