東京オリンピック開催や地域間移動の高速化を図る政策に伴い,公共工事の需要が高まる一方で,それらの工事等で発生する岩石・土砂等の中の自然由来重金属類の評価が求められている。また,気候変動等により水不足に直面する地域や未曽有の災害に直面する地域があり,水資源の確保ならびに土砂災害等の対策・評価には,その地域ごとの水・土壌環境の基盤情報を理解することが極めて重要であると考えられる。本講演会では,現在直面する公共工事や自然災害における地圏環境の諸問題を踏まえ,水循環基本法による水環境管理のあり方,建設工事等で発生する岩石・土砂等の管理のあり方,ならびにこれらを支える基盤情報整備の重要性について議論する。
自然災害や公共工事に資する地圏環境基盤情報整備
産業技術連携推進会議 環境・エネルギー部会地圏環境分科会,
地下水環境研究会/土壌汚染研究会,
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
平成28年11月7日(月)14:30~17:00(開場14:00)
全国家電会館(〒113-0034 東京都文京区湯島3-6-1)
40名
14:30~14:35 開会の挨拶
14:35~15:15 特別講演・地下水「地下構築物工事および土壌汚染と地中水」
田中 正(筑波大学 名誉教授)
15:15~15:35 一般講演(1)「地下水の地図と情報発信」
町田 功(地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門 主任研究員)
15:35~15:50 休憩
15:50~16:30 特別講演・土壌「道内におけるトンネル工事において発生する重金属含有掘削ずりの対策事例」
五十嵐 敏文(北海道大学 教授)
16:30~16:50 一般講演(2)「土壌のリスク情報整備と今後の課題」
原 淳子(地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門 主任研究員)
16:50~16:55 全体質疑
16:55~17:00 閉会の挨拶
10/31(月)までに産総研・川辺までメールでお申込下さい。事前申し込み以外に当日受け付けも可能ですが,定員を超える場合は,参加をご遠慮していただくこともありますので,ご了承願います。
E-mail:sangiren-geoenv-jimu-ml@aist.go.jp
Tel:029-861-3102