微生物が金属に直接,あるいは間接的に作用することで促進される腐食現象を「微生物腐食 (MIC: Microbiologically Influenced Corrosion)」という。本シンポジウムでは,さまざまな現場での微生物腐食の事例,ステンレス鋼の電位貴化と腐食メカニズム,石油関連施設に棲息する腐食原因微生物,バイオフィルムの新解析手法とステンレス鋼溶接部観察への適用など,微生物腐食に関連する最新の技術情報を提供する。また,微生物燃料電池も微生物腐食と類似の電気化学反応が関わっている可能性があることから,講演テーマとして取り上げる。微生物腐食のメカニズム解明と対策方法の確立には,腐食防食学,金属学,電気化学,微生物学,環境化学などの学際的な協力が必要である。そのため本シンポジウムは,異なる専門分野の研究者,技術者による講演と討論をつうじて,微生物腐食に関する参加者の理解を深めることを目的としている。
腐食防食学会
資源・素材学会ほか
2016年12月8日(木)10:00~16:40
中央大学駿河台記念館 6階670号室
会員:5,150円,学生会員:2,060円,会員外:8,230円
プログラム・申込方法の詳細は以下URLよりご確認ください。
URL http://www.jcorr.or.jp/sonota/185symp.html
(公社)腐食防食学会
〒113-0033 文京区本郷2-13-10
TEL 03-3815-1161 FAX 03-3815-1291
URL http://www.jcorr.or.jp/