塑性加工の技術は,日本のものづくりを支えてきました。そしてこれからは,環境に優しく,省エネルギーで,しかも高精度な材料加工技術として,世界的規模でその重要性はますます高まるでしょう。本コースは「塑性加工基盤技術」シリーズの第2弾として,二次加工といわれる「プレス加工」に重点をおき編成した講座です。高品質の板材プレス製品を高能率で生産するためには,板材のプレス成形に関する基礎理論からその応用技術に至るまで広範囲の知識が必要になります。講座の中で,プレス成形における材料の変形メカニズムなどのプレス成形の基礎的事項から,シミュレーション結果およびその実験検証の事例を解説いたします。理論だけでなく,実験,事例を交えた解説で体系的に学習していただけます。
神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
資源・素材学会ほか
2017年8月31日(木),9月1日(金)計2日間
※1日単位の受講も承っております。
東京農工大学 小金井キャンパス(東京都小金井市中町2-24-16)
東京農工大学 工学研究院 先端機械システム部門 教授 工学博士 桑原利彦
企業・研究機関に所属する技術者・研究者で,塑性加工分野における実務経験を3~10年程度有し,ある程度の工学の基礎知識を持つ方。
金属材料の開発・評価試験等の業務に携わる方。
金属加工における新しい制御方法等の開発に携わる方。
【全日程(2日間)】一般:39,000円,神奈川県内中小企業:31,200円,上記以外の神奈川県内企業および神奈川県内在住の個人の方:35,100円
【1日単位の受講料】22,000円/日
15名(先着順)定員になり次第締め切ります。
8月31日(木)
10:00~15:00 「プレス成形の基礎と初等理論」
1。絞り加工の解析 2。曲げ加工の解析
15:00~17:00 「材料の異方性」
9月1日(金)
10:00~12:00 「異方性を考慮した材料モデリングとその評価方法」
13:00~16:00「有限要素シミュレーションによるプレス成形の解析事例 -材料モデルが成形不具合の予測精度に及ばす影響について-」
16:00~17:30 <研究室見学>
神奈川県立産業技術総合研究所WEBサイトより「参加申込」フォームに必要事項をご記入の上,お申し込み下さい。
URL https://www.kanagawa-iri.jp/human_res_devl/res_human_devl/edu_h29/ed29_seminar_04/
神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL 044-819-2033 FAX 044-819-2097
E-mail ed@newkast.or.jp
URL https://www.kanagawa-iri.jp/