化学工学会東海支部
資源・素材学会ほか
企業で活躍されている若手・中堅エンジニアのさらなる技術力向上を目指して,恒例の基礎化学工学演習講座を開催致します。本講座は,大学・高専・高校等で化学工学を学ぶ機会がなく,現在,化学工学を必要としているエンジニアや,新たに化学工学の知識を身につけようとされる方々を対象にします。エネルギー管理士,高圧ガス製造保安責任者などの各種国家試験資格を取得するための基礎講座として,あるいはエンジニアの社内教育の一環としても役立てていただけるような構成になっています。内容は,化学工学の基礎をなす,単位,収支,流動,伝熱を中心とする第1コースと,化学工学の代表的な操作のうち,ガス吸収・膜分離,粉粒体操作,プロセス制御に関する第2コースから成ります。講師には学会・業界の第一線で御活躍の方々を迎えて,研究開発,装置設計,生産管理,装置運転など,あらゆる部署の方々に役立つように,化学工学の知識を,基礎的な理論から説き起こし,豊富な実例に基づく演習を通じて,修得していただけるような講座をデザインしました。テキストには本会で編集され,内容をより充実させた「改訂第3版 化学工学-解説と演習-」(朝倉書店)を使用します。なお,それぞれのコースを修了された方には,各コース終了後に修了証書を発行致します。
第1コース:2016年6月29日~7月1日(水~金)9:15~16:45
第2コース:2016年7月6日~7月8日(水~金)9:15~16:45
名古屋市工業研究所 第1会議室(名古屋市熱田区六番3-4-41 TEL 052-661-3161)
※但し,7月6日のみ第2会議室
各コース60名(定員になり次第締切)
※企業向けの講座ですが,学生が受講されても構いません。ただし,定員を超えた際には企業の方を優先させていただきます。
●いずれか1コース(3日間)
正会員:25,000円/会員外:60,000円/学生:10,000円
●2コースとも(6日間)
正会員:40,000円/会員外:100,000円/学生:15,000円
※共催・協賛団体会員も本会会員価格に準じます。
(注)4月末現在で第2コースに空き席があれば,過去に第1コースを受講された方に限り第2コースを1日単位での受講いただく予定です。その場合は,5月1日以降に第2コース1日単位受講可能のご案内をいたします。
●第1コース
6月29日(水)
9:15~12:30 [化学工学基礎]単位と次元,状態方程式(解説および演習)
名古屋工業大学 多田 豊
13:30~16:45 [化学工学基礎]収支,燃焼計算(解説および演習)
日油(株) 打田将之
6月30日(木)
9:15~12:30 [流動]流体の流れと計測,円管内の流れ,流体と輸送
静岡大学 前澤昭礼
13:30~16:45 [流動]流体輸送機器の設計と実際
三井化学(株) 岩波勝哉
7月1日(金)
9:15~12:30 [伝熱]伝導伝熱,対流伝熱,放射伝熱
名古屋大学 義家 亮
13:30~16:45 [伝熱]熱交換器などの設計と実際
新日鐵住金(株) 杉森 薫
●第2コース
7月6日(水)
9:15~12:30 [ガス吸収・膜分離]気液平衡,吸収,膜分離
名古屋工業大学 南雲 亮
13:30~16:45 [ガス吸収・膜分離]吸収装置の設計と実際
東亞合成(株) 鈴木日和
7月7日(木)
9:15~12:30 [粉粒体操作]粒子・粉体層の性質,粒子生成
名古屋大学 向井康人
13:30~16:45 [粉粒体操作]粉粒体装置の設計と実際
新東工業(株) 鈴木 崇
7月8日(金)
9:15~12:30 [プロセス制御]プロセスと制御,動特性,過渡応答,周波数応答
名古屋工業大学 米谷昭彦
13:30~16:45 [プロセス制御]プロセス制御装置の設計と実際
三菱化学(株) 矢野邦久
(注1)関数電卓を使用しますので必ずご持参ください。
(注2)昼食時間の一部(12:30~12:50)を講師への質問時間としてご利用いただけます。
化学工学会東海支部ホームページにアクセスし,「参加申込フォーム」からお申込み下さ
い。
URL http://scej-tokai.org/
後日,参加証とテキストをお送りいたします。参加証は,当日ご持参下さい。
〒460-0011 名古屋市中区大須1-35-18一光大須ビル7F (公財)中部科学技術センター内
(公社)化学工学会東海支部
TEL 052-231-3070 FAX 052-204-1469 URL http://scej-tokai.org/