金属材料の大気腐食は薄い水膜下で進行する.材料表面がぬれている時には腐食が進行するが,乾燥時には腐食は停止する.このため大気環境における腐食挙動は,金属全体が常に水溶液と接している水没環境中とは異なり,電気化学的手法,機械的手法,電位的手法などによるモニタリング技術が適用されてきた. 本セミナーでは,大気腐食のメカニズム,評価手法などの「基礎」を学び,「事例」でその理解を深め,さらに対策としての塗装技術を取り上げる. 鋼構造物の大気腐食対策業務に携わる方はもちろんのこと,大気環境に曝される設備の開発・設計・製造・保守に携わる方々を対象にしていますので,是非この機会に多数のご参加をお待ちしています.
腐食防食学会ページ:https://www.jcorr.or.jp/yotei/77seminar.html
大気腐食評価技術と対策
腐食防食学会
資源・素材学会ほか
日時 | 2018年9月27日(木)9:30~16:40 |
場所 | 貸教室・貸会議室 内海 2F教室(本館 東京学院ビル) |
交通 | JR総武線 水道橋駅西口より徒歩1分 |
都営三田線 水道橋駅より徒歩5分 |
70名(先着順)
9:30~10:40 | 1.腐食現象の基礎 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 篠原 正 | |
10:50~12:00 | 2.水膜下での錆発生・成長過程における電気化学インピーダンス測定 |
東京工業大学 西方 篤 | |
13:00~13:50 | 3.自動車の腐食評価 |
JFEテクノリサーチ株式会社 藤田 栄 | |
13:50~14:40 | 4.橋梁の腐食評価(耐候性鋼等) |
一般財団法人土木研究センター 三浦正純 | |
14:50~15:40 | 5.電力機器の腐食評価(送電鉄塔) |
東京電力ホールディングス株式会社 龍岡照久 | |
15:40~16:30 | 6.大気腐食対策としての塗装・コーティング技術 (インフラ構造物) |
国立研究開発法人土木研究所 冨山禎仁 | |
16:30~16:40 | 7.質疑応答 |
参加申込書に必要事項をご記載の上,ファクシミリ・メール・郵送のいずれかでお申し込みください.なお,お申し込みいただいて1週間経過しても参加証が届かない方は事務局までご連絡ください.
申込先 〒113-0033 文京区本郷2-13-10
(公社)腐食防食学会
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: naito-113-0033@jcorr.or.jp