状態図は、「材料設計の地図」であると形容されるように、目的のミクロ組織を得るため、製造プロセスの最適化のための重要な役割を持っています。CALPHAD法は、状態図計算・評価手法として広く行われており、現在では多くの熱力学計算ソフトウェア、熱力学データベースが市販・公開され、材料開発に用いられています。これまでのセミナーでは、熱力学基礎・状態図計算を中心に取り上げてきましたが、今回は、動力学へと一歩進んだ内容をテーマとして、一日目に平衡論と速度論の基礎を取り上げ、二日目により実践的な内容である実験による析出・変態の観察、解析手法について解説します。これらに関連する最新トピックスをはさみながら、相変態・析出の基礎から実験手法までを概観します。
日本学術振興会 第172委員会
資源・素材学会ほか
日時 | 2018年11月13日(火)~11月14日(水) |
場所 | 東北大学 東京分室(サピアタワー10F) |
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/somu/bun/bun.html |
40名
一日目 | |
平衡論基礎: | NIMS 阿部太一 |
速度論基礎: | 大阪府大 沼倉宏 |
関連トピックス: | 東北大 大谷博司 |
二日目 | |
実験手法・解析法基礎: | 東北大 宮本吾郎 |
実験手法・解析法基礎: | 京大 奥田浩司 |
関連トピックス: | JFE 山下孝子 |
下記ウェブサイトから申込書を入手し必要事項を記入後、メール添付にて阿部(abe.taichi(at)nims.go.jp)までお送りください。
http://www.nims.go.jp/CSMD/
2018年11月6日(火)
期日より前に定員に達した場合には、その時点で締め切らせていただきます。
当日申込みはありません。
阿部太一(NIMS)、大谷博司(東北大)、山下孝子(JFE)
物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 計算構造材料設計グループ
阿部太一
TEL: 029-859-2628
E-mail: abe.taichi(at)nims.go.jp