一般にアルミニウム合金は,溶解・鋳造工程,均質化処理,塑性加工(熱間加工,冷間加工),熱処理工程を経て製造され,これらの工程で金属組織が大きく変化し,材料特性に影響を及ぼします。軽金属学会では,入門編として,金属組織の基本である状態図の読み方,上工程の溶解・鋳造工程における組織,および均質化処理における金属組織の変化を取り上げ,次いで中級編で,アルミニウム合金の時効析出現象について詳しく解説しました。一方,最終製品に特性を付与するためには,アルミニウム合金の塑性加工,熱処理工程での金属組織変化についての理解を深めることも重要になります。そこで,応用編として,実用アルミニウム合金の機械的特性と組織,加工組織および回復・再結晶組織,さらに結晶集合組織の読み方を取り上げて,わかりやすく講義します。
実用合金の金属組織を理解する必要性を感じている若手や,金属組織に関係する問題を抱えている中堅の技術者・研究者の方々のご参加をお待ちしています。なお,基礎的な理解を深めるため,日本アルミニウム協会ホームページ内のアルミの基礎知識(http://www.aluminum.or.jp/basic/index.html)を事前にご一読いただければ幸いです。
軽金属学会
資源・素材学会ほか
2019年2月1日(金)10:00~17:00
工学院大学 新宿校舎 28階 第四会議室(東京都新宿区西新宿 1-24-2)
40 名
軽金属学会ホームページ(http://www.jilm.or.jp/)「シンポジウム・セミナー参加申込」よりお申込みください。
一般社団法人軽金属学会
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