「井上春成賞」は、科学技術振興機構の前身の一つである新技術開発事業団の初代理事長であり、工業技術庁初代長官でもありました故井上春成氏がわが国科学技術の発展に貢献された業績に鑑み、昭和51年に創設された賞であります。
本賞は、大学、研究機関等の独創的な研究成果をもとにして企業が開発、企業化した技術であって、わが国科学技術の進展に寄与し、経済の発展、福祉の向上に貢献したものの中から優れたものについて、研究者及び企業を表彰することを目的としています。
研究者あるいは企業等のうち、少なくとも一方が日本国籍である組み合わせにより企業化された技術であることを要件とします。
(1)大学、研究機関等の独創的な研究結果であること
(2)前項の研究結果を受けて企業が開発し、企業化した技術(販売実績があるもの)であること
(研究段階から開発、企業化まで自社のみで行ったもの並びに研究者および企業等の両者が外国籍の場合は対象となりません。)
(3)科学技術の進展に寄与し、経済の発展、福祉の向上に貢献した技術であること
(中堅・中小企業技術の場合、技術上の特徴、市場特性についても別途考慮します。)
(4)企業が実質的販売活動を始めてから、原則5年以内の技術であること
但し、短期間では成果が出にくい分野の技術については、その特性を考慮して、必ずしも実質的な販売活動を始めてから5年以内の技術であることにはこだわりません。
尚、広く研究開発を奨励するために、大河内記念賞、日本産業技術大賞、市村産業賞 本賞、恩賜発明賞を受賞した技術を除きます。
・賞状
・賞牌
・研究奨励金 100万円
(表彰対象技術ごとの研究者に対し、一般財団法人新技術振興渡辺記念会より贈呈)
原則として2件
原則として、表彰対象技術ごとの研究者1名および企業代表者1名
学識経験者で構成される井上春成賞選考委員会(委員長 伊賀健一 東京工業大学名誉教授・元学長)において選考し、この推薦に基づき井上春成賞委員会が決定、表彰します。
2020年2月29日(土)まで
井上春成賞候補推薦書:2部
添付書類:会社概要、技術の詳細な内容、研究論文、特許公報、図面、写真、文献、新聞、雑誌切抜、カタログ、サンプル等審査の参考になるものを2部ずつ提出してください。
※提出書類は一切返却いたしません。尚、井上春成賞候補推薦書は当委員会のHPよりダウンロードしてご使用ください。https://inouesho.jp/oubo/index.html
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