去る8月30日に開催いたしました「資源・素材塾2022」グループ討議成果発表会の発表に対する来賓の皆様および受講生の評価を集計した結果、以下表彰結果となりましたことをご報告申し上げます。
今年も、金賞と最下位の得点差が僅かで、全ての班を表彰したい結果でございました。評価表にて各班にいただいたコメントは事務局よりそれぞれの班に申し伝えることといたします。
金賞:1班(発表テーマ②)
大門 嵩泰(北海道大学)、倉内 辰貴(秋田大学)、荒金 祐一郎(九州大学)、
亀山 広美(秋田大学)、赤澤 諒祐(愛媛大学)、鶴 裕功(福岡工業大学)
資源開発におけるにAIやRFIDについて発表
銀賞:2班(発表テーマ②)
松川 春樹(北海道大学)、樋口 佳冴(秋田大学)、有賀 成高(九州大学)
大串 駿介(早稲田大学)、上田 早紀(秋田大学)、井手 将(九州工業大学)
CO2削減を目指した資源開発について発表
銅賞:5班(発表テーマ④)
奥谷 匠(千葉大学)、鳥越 崇史(九州大学)、松葉 由莉(秋田大学)、
泉 健人(早稲田大学)、村井 拓海(福岡工業大学)
都市鉱山のレアメタル回収・備蓄について発表
なお、資源・素材塾2022グループ討議テーマおよび各班の選択は以下です。
テーマ①(4班)
昨今、資源開発に関連しては、経済に悪影響を与えない範囲でその消費量(採掘量)を抑えようとするグローバルな動きと、それとは別に資源・素材産業の現場レベルでのローカルな問題(環境に限らず、倫理的なものなども含めて)がある。どちらも社会からは広く注目されており、そこへの対応は急務である。このテーマではこうした問題がある上で、資源・素材関連産業をどのようにPRすればより社会に受容されるのかをやや長期的な視点から考えて欲しい。最終発表の冒頭5分程度でPR、その意図を残りの時間で説明してください。
テーマ②(1班、2班)
資源開発・製錬においてどのようなイノベーションが必要か。出来るだけ具体的な提案とそのメリット・デメリットを明確にせよ。AI, IoT技術利用のようなものでも良いし、もっと抜本的な技術に関するものでも良い。イノベーションで乗り越えるべき課題は色々あり得るが、高効率化、環境問題(低炭素、有害物質)対応、より困難な資源開発現場への対応、処理困難物への対応などが考えられる。最終発表では投資家に投資をしてもらうようなつもりでプレゼンをして下さい。
テーマ③
非鉄金属資源開発・製錬における低炭素化に向けた取り組みについて現状を調査し、今後の展開がどうあるべきかを考えなさい。技術的な点、それをどのように評価するのかという点(LCAなど)、そしてその結果のPRの仕方などに注意して進めて欲しい。評価とPRに関しては鉄鋼業の取り組みを参考にして良い。
テーマ④(3班、5班)
ロシアのウクライナ侵攻が現実となった世界において、日本にとってのこれからの資源・エネルギーの安全保障をどのように変更し、再構築すればよいか、具体的に提案せよ。ロシア-ウクライナ情勢のみではなく、この現状を踏まえ今後起こるべき安全保障的な問題を予想し、具体的な提案につなげても良い。
以上