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会長挨拶

一般社団法人資源・素材学会  第74代会長  月 橋 文 孝
(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)


(2019年3月28日 定時社員総会にて)

先ほどの理事会におきまして、資源・素材学会の第74代会長に選定されました東京大学の月橋でございます。平成最後の会長であり、新しい元号での最初の会長でもありますが、会長就任にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

1885年の設立以来134年の長い歴史と伝統を持ち、資源・素材分野の発展に貢献してきました資源・素材学会の会長という重大な責任を担うこととなり、大変緊張するとともに身の引き締まる思いをしております。

2019年度は、熊本大学の尾原祐三先生、JX金属の澤村一郎様のお二人の副会長にご協力いただき、資源・素材学会のますますの発展に向けて努力いたしますので、会員の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

本日、会長を退任されました土田直行様には、会長として強力なリーダーシップのもと、資源・素材学会の将来も見通して学会として取り組むべき多くの課題を解決し、学会の発展のための「将来構想会議」を具体的に組織され、資源・素材学会をよりよい方向へ導いていただきましたことを改めて御礼申し上げます。近い将来に学会活動で具体的に実を結ぶよう努めて参ります。

また、2018年度の副会長を務めていただきました尾原先生には、理事会など種々の議論の場で貴重な御提言をいただき学会活動の発展、運営にご貢献いただきました。ここで御礼を申し上げるべきところではありますが、尾原先生にはもう一年、副会長として至らない私をお助けいただき、学会運営のためにご尽力いただくことになりましたので、是非ともよろしくお願い申し上げます。

土田様、尾原先生のお二人と理事の皆様には、学会の運営にご尽力いただいたことを改めて感謝申し上げます。

さて、学会の目的は定款にも示されているように、「資源・素材に関する調査・研究、情報の収集・提供、教育及び人材育成等を行うことにより、資源・素材に関する科学・技術の進歩及び向上を図り、もって産業及び学術文化の発展に寄与する」ということです。本会には、資源・素材に関する学術・技術の発展を図るためJournal of MMIJ、Meterials Transaction 誌、季刊資源と素材誌、春季大会、秋季大会などの情報交換、学術・技術の議論の場がありますが、それを支えるのは有能な人材であることは、改めて申し上げるまでもありません。学会としての目的を達成する方法はその時代によって変化していくものですが、人材が必要なことには変わりありません。その点で、資源・素材分野を取り巻く環境は産業分野、学術分野ともに厳しい状況にあるといえます。

時代に適した学会活動の展開を図るために、資源・素材学会としては、前会長の土田様が具体的に組織化されてきました「将来構想会議」の中で、今年度、産業界と学会の間の連携を密にして、研究活動、人材育成、国際化、情報発信などの施策を具体化して、急速な社会の変化に対応できるよう資源・素材分野のプレゼンスを高め、学術・技術の発展に貢献できる人材の育成を目指して参ります。

皆様のご意見を取り入れて、学会活動のしやすい環境の構築・維持が必要ですが、やはり存在感のある学会の継続的な発展のためには、組織を作っただけではうまくいきません。学会員の皆様の積極的な学会活動への参加が必須です。ただし、学会活動はボランティアで行うという面は避けられません。この点、是非、会員の皆様のご協力をお願いしたいと思います。

これから一年間、副会長、理事の皆様、会員の皆様のご協力いただき、資源・素材学会を発展するよう微力ながら務めますので、皆様のご助言、ご指導をよろしくお願い申し上げ、私の挨拶といたします。