資源・素材学会は、一般財団法人日本鉱業振興会が「金属鉱業における探査,採鉱,選鉱,製錬,工務,環境,保安,分析,新素材,再資源化等に関する内容で、金属鉱業の振興・発展に寄与すると認められる調査,研究」を対象として実施する試験研究助成を申請するにあたり、助成を受けることを希望する者を毎年9月頃募集しています。助成金の交付は一般財団法人日本鉱業振興会の審議を経て決定され、1件あたり50~100万円/年の助成金が交付されます。
本研究助成の公募詳細については、弊会WEBサイト「助成公募」ページにて当該公募をご確認ください。
2025年度助成実施研究題目
年度 | 実施題目 | 主任研究者 |
2025年度(1年目:新規年度) | ケイ酸塩型鉄鋼スラグの土壌改良効果の違いによる大気中CO2除去 | 中村 謙吾 |
油圧ショベルによる発破起砕石の粒度推定に及ぼすスケール効果の解明 | 里見 知昭 | |
責任ある鉱物調達のための異分野共創・ネットワーキング事業 | 渡邊 絢子 | |
2024年度(2年目:継続年度) | サーキュラーエコノミーを支える分離技術に関する調査 | 所 千晴 |
休廃止鉱山周辺における自然由来重金属類の地質・生物的作用による自然浄化プロセス評価とリスク評価システムの開発 | 川辺 能成 | |
やろう会を中心とした中堅・若手研究者と鉱山現場の若手技術者とのネットワーク形成のための調査研究委員会 | 鴨志田 直人 | |
掘削情報の解析による金属鉱床の3次元形態把握と資源量評価手法の開発 | 山田 泰広 | |
2023年度(3年目:終了年度) | 炭素還元法によるLIB正極活物質からの高純度炭酸リチウム精製に関する検討 | 葛原 俊介 |
宇宙における金属資源開発を志向した月面における金属製錬工場建設のための建設用原材料の調達に関する調査研究 | 和嶋 隆昌 | |
原地盤による酸性坑廃水のナチュラルアテニュエーション機構の解明 | 有馬 孝彦 | |
製錬廃水中のヒ素固定化にむけたAs(III)の電気化学挙動の解析 | 安達 謙 |
過去の実施題目
年度 | 実施題目 | 主任研究者 |
2022年度 | 鉱山跡地の汎用的な緑化に寄与する植物の重金属耐性機構の解明 | 春間 俊克 |
2021年度 | 環境資源循環ハイドロメタラジーのための調査研究 | 笹木 圭子 |
陸域鉱床情報と数値シミュレーションをガイドとした、海底金属資源濃集過程のマルチスケール解明 | 後藤 忠徳 | |
2020年度 | 非鉄製錬業を中心とした素材産業間における選好・忌避物質のマテリアルフロー推計に係る調査研究 | 村上 進亮 |
2019年度 | やろう会を中心とした鉱山の開発・維持・管理新技術イノベーションネットワーク構築のための調査研究委員会 | 佐藤 晃 |
地圏環境データベースを用いた機械学習による環境に及ぼす休廃止鉱山の影響評価 | 土屋 範芳 | |
データ駆動解析による高度地圏環境情報を用いた休廃止鉱山の自然回帰プロセスの解明 | 中村 謙吾 | |
ホプキンソン効果を応用した岩石の動的引張強度評価手法の開発 | 久保田 士郎 | |
秋田県相内鉱山坑廃水のパッシブトリートメントにおける微生物学的プロセスの理解 | 大友 陽子 | |
鉱山開発に伴う未利用資源の利用に関する調査研究」釧路地方の岩層メタンガスについて | 松本 裕之 | |
2018年度 | 資源フロンティアの開拓に資する次世代探査手法の開発およびデータサイエンスの深化に関する調査研究 | 桑谷 立 |
日本型の選鉱・リサイクリング技術の海外展開のための調査研究委員会 | 伊藤 真由美 | |
硫化亜鉛の溶融塩還元による金属亜鉛粉末生成手法の開発 | 鈴木 亮輔 | |
2017年度 | 環境資源循環のためのバイオハイドロメタラジー | 笹木 圭子 |
酸化物の硫化物転換と溶融塩還元による金属粉末生成手法の開発 | 鈴木 亮輔 | |
2016年度 | やろう会を中心とした若手研究者・技術者の鉱山開発・維持管理手法の習得および岩盤工学の新たな展開に関する調査研究 | 奈良 禎太 |
持続可能な資源供給システムに関する調査研究 | 別所 昌彦 | |
2015年度 | 選鉱・リサイクルにおける自動識別・制御技術に関する調査研究 | 古屋仲 茂樹 |
陸から海にいたる資源探査のための新しい要素技術の開発とビッグデータ処理に関する調査研究 | 木崎 彰久 | |
地圏環境インフォマティクスの高度化と休廃止鉱山周辺の環境評価技術の開発 | 土屋 範芳 | |
常温で成形・量産可能な機能性メソポーラスシリカの新規作製法の開発とその応用 | 藤野 茂 | |
2014年度 | 選鉱・リサイクルにおける自動選別・制御技術に関する調査研究 | 古屋仲 茂樹 |
二液相間に生成・分離するエマルジョンの高精度な移動現象解析モデルの開発 | 夏井 俊悟 | |
めっき膜を前駆体とした太陽電池用リン化物半導体の成膜 | 野瀬 嘉太郎 | |
国内外鉱山・製錬所等研修ネットワークの開発 | 岡部 進 | |
世界の銅製錬技術の現状に関する調査 | 山口 勉功 | |
2013年度 | 環境低負荷型鉱山開発および維持管理情報システムに関する調査研究 | 島田 英樹 |
不確実性の時代を迎えた資源供給の安定化に関する調査研究 | 伊藤 俊秀 | |
スラグの有効利用に関する試験研究 | 武部 博倫 | |
2012年度 | 陸から海にいたる資源探査のための新しい要素技術の高度化と統合化に関する調査研究 | 土屋 範芳 |
物理選別を核にした21世紀型の選鉱・リサイクル技術 に関する調査研究 |
大木 達也 | |
高リスク非鉄素材を活用した機能性材料開発に関する調査研究 | 小俣 孝久 | |
2011年度 | 資源・素材分野における人材教育の実証的研究 | 岡部 進 |
非鉄製錬業における環境負荷元素の制御技術と社会貢献調査研究 | 中村 崇 | |
チオシアン酸銅薄膜の電析とその電気的・光学的特性の評価 | 三宅 正男 | |
我が国の資源戦略に寄与する資源開発技術の調査研究 | 安達 毅 | |
選鉱技術を利用した2次電池からのレアメタルの再資源化 | 芝田 隼次 | |
2010年度 | 高度にインテグレートされた情報システムに基づく鉱山開発に関する調査研究 | 坂口 清敏 |
資源供給のフロンティアとリスクに関する研究 | 山冨 二郎 | |
非鉄製錬プロセスにおける耐火物技術の調査研究 | 福山 博之 | |
2009年度 | 都市鉱山における資源化・リサイクル技術に関する調査研究 | 広吉 直樹 |
深部資源探査のための新しい要素技術とその統合に関する調査研究 | 米田 哲朗 | |
非鉄素材およびプロセッシング研究・技術開発のアカデミックロードマップ作成に関する調査研究 | 山口 周 | |
非鉄製錬スラグ物性データの集成 | 山口 勉功 | |
2008年度 | 鉱工業廃棄物を原料とする機能性材料の創製とその利用に関する試験研究 | 芝田 隼次 |
二次掘削に伴う鉱柱応力変化の高精度計測システムの開発 | 平田 篤夫 | |
若手資源工学研究者による次世代型鉱山開発技術の先導的調査研究 | 柴山 敦 | |
レアメタルリサイクルシステムの構築:マンガンのジュール金属濃縮機構に学ぶ | 渡辺 公一郎 | |
機能性付与のための形態制御を可能とする製造プロセスの開発研究 | 興戸 正純 | |
非鉄製錬プロセスを利用した廃自動車、E-wasteの資源化に関する調査研究 | 中村 崇 | |
2007年度 | 高度な坑道の掘削・維持管理手法に関する調査研究 | 福井 勝則 |
銅・鉛・亜鉛の湿式プロセスにおける不純物・添加物の挙動に関する調査研究 | 平藤 哲司 | |
2006年度 | 常温近傍におけるチタンめっきによる表面処理法の開発 | 粟倉 泰弘 |
製錬・環境・リサイクル分野における大学教育・技術者教育の現状と将来像に関する調査・研究 | 大藏 隆彦 | |
“3R”を支えるセパレ-ション技術に関する調査研究 | 大和田 秀二 | |
資源探査精度の画期的向上の為の地質モデリング法・計測法に関する調査研究 | 小池 克明 | |
金属資源の金属・合金ナノ粒子への転換に関する試験研究 | 田路 和幸 | |
2005年度 | 仮想現実鉱山(VR Mine)の構築と活用 | 板倉 賢一 |
コンタミネ-ションレス粉砕技術に関する基礎的研究 | 遠藤 茂寿 | |
土壌・地下水汚染とその修復技術に関す調査研究 | 千田 佶 | |
新しい反応場を用いた非鉄金属含有高機能材料プロセシングに関する調査・研究 | 村松 淳司 | |
2004年度 | 効率的な岩盤の冷却と蓄熱のための熱交換坑井の構造に関する調査研究 | 佐々木 久郎 |
岩石・鉱物の機能性評価と高度化利用に関する調査研究 | 米田 哲朗 | |
環境低負荷型貴金属リサイクルシステムの構築 | 渡辺 公一郎 | |
2003年度 | 資源・素材系技術者教育に関する調査研究 | 山口 勉 |
亜鉛・鉛の湿式プロセッシングにおける不純物の挙動解明に関する調査研究 | 福島 久哲 | |
鉛・亜鉛の還元炉内の反応に関する調査研究 | 不破 章雄 | |
破砕・粉砕技術の活用による金属含有廃棄物リサイクリングの高効率化に関する調査研究 | 古山 隆 | |
鉱物・エネルギ-資源の持続可能な供給に関する研究 | 西山 孝 | |
2002年度 | 鉱物・岩石による地球温暖化ガス固定化技術開発に関する調査研究 | 金田 博彰 |
粒子要素法によるボ-ルミルシミュレ-ションに関する試験・調査研究 | 齋藤 文良 | |
希薄有害イオンを含む廃水の迅速完全除去に関する研究 | 佐々木 弘 | |
硫酸・イオウの需要開発の調査研究 | 中村 崇 | |
金属含有坑廃水処理に関する調査研究 | 藤田 豊久 | |
コンパクトマイニングシステムに関する調査研究 | 山冨 二郎 | |
2001年度 | 21世紀のおける革新的非鉄製錬技術の開発に関する調査研究委員会 | 大石 敏雄 |
非鉄製錬におけるスラグおよびダストの最適処理に関する研究委員会 | 河原 正泰 | |
アドバンスト・ミネラルプロセッシング技術の開発に関する調査研究委員会 | 平島 剛 | |
非鉄金属製錬技術の伝承の調査研究委員会 | 幸塚 善作 | |
2000年度 | 坑廃水対策のための水抜きシステムの開発研究委員会 | 秋林 智 |
岩石破壊技術の高度化に関する研究委員会 | 金子勝比古 | |
選鉱技術を活用した金属資源等のリサイクルリングプロセスに関する調査研究委員会 | 中澤 廣 | |
非鉄製錬技術を応用した環境事業の調査研究委員会 | 藤澤 敏治 | |
千島弧の火山-熱水活動に伴う金属鉱床の探査指針の調査研究委員会 | 前田 寛之 | |
資源系技術者資格問題と技術者教育音大に関する調査研究委員会 | 大和田秀二 | |
1999年度 | 地理情報システムを利用した金属資源ポテンシャル評価 | 大塚 尚寛 |
資源探査とリスクの多重3次元情報による予測 | 正路 徹也 | |
鉱業技術を活用した地球に優しい環境洗浄化技術 | 千田 佶 | |
天然鉱物を基盤とする高機能性ストラティファイド素材 | 田路 和幸 | |
ゼオライト資源の有効利用 | 溝田 忠人 | |
選鉱技術の歴史的検討とその応用 | 若松 貴英 | |
1998年度 | ハイブリッド資源処理プロセスの開発に関する調査研究 | 恒川 昌美 |
非鉄製錬で発生するダストの総合処理に関する研究 | 中村 崇 | |
資源産業の動向研究 | 西山 孝 | |
非鉄製錬プロセスのモデリングに関する調査研究 | 不破 章雄 | |
1997年度 | 金属鉱山における自動掘進システムの研究 | 大久保誠介 |
非鉄製錬における廃棄物最少化システムの構築に関する基礎研究 | 前田正史 | |
深部資源探査のための新しい要素技術とその統合化に関する調査研究 | 松本浩二 | |
選別技術を利用した環境考慮による資源リサイクリングに関する調査研究 | 藤田豊久 | |
坑廃水の最適中和法と澱物特性に関する研究 | 森祐行 | |
鉱工業副産物の高度利用と環境負荷低減に関する先導的研究 | 斎藤文良 | |
露天掘採掘技術の最近の動向と将来設計 | 山冨二郎 |