プロジェクト概要
資源・素材産業の新しい展開および発展と弊会(MMIJ)の活性化を目的として、学会長期テーマの研究プロジェクト (PJ)を2021年に立ち上げました。
このPJは若手研究者をリーダーとする3年間の研究であり、資源・素材分野の画期的な手法や技術の開発によって、20年後の低炭素社会、資源循環型社会、および持続可能な社会の発展に大きく貢献することを目指します。PJでは既存の枠にとらわれない自由な発想で3年間の基礎研究を行い、手法・技術開発に繋がる成果を出すことが必要となります。
概要および公募要項
年 度 | 課 題 | 募集期間 |
第2期公募 (2024年~2026年実施) |
“持続可能な社会の発展を支える20年後の資源・素材分野での実用化技術”を究める。
領域1「地球・資源」 領域2「プロセス・素材」 領域3「環境・リサイクリング」 |
2023年11月20日(月) ~2024年1月21日(日) <公募修了> |
第1期公募 (2021年~2023年実施) |
“銅、鉛、亜鉛を中心に持続可能な社会を支える2040年頃(20年後)の非鉄産業のあるべき姿”を考える。
領域 1「21 世紀後半を見据えた資源・素材学の挑戦」 領域 2「高密度/高速度反応場の制御による革新的非鉄製錬プロセスの基礎」 |
2021年4月23日(金) ~6月30日(水) <公募終了> |
採択課題
期・年度 | 研究代表者 | 研究テーマ名 |
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京都大学 吉光 奈奈 |
地熱貯留層の監視を目的とした地震波と能動弾性波による広域モニタリング |
九州大学 濵中 晃弘 |
低炭素社会の実現に向けた未利用地下資源からの水素生成と開発跡地への二酸化炭素の地下貯留 | |
東北大学 横山 俊 |
銅結晶異方成長の電気化学解析と精密制御による高アスペクト比銅ナノワイヤの創出 | |
九州大学 谷ノ内 勇樹 |
金属化合物系高温ガス相をその場でみる技術のリバイバル | |
東北大学 安達 謙 |
電解液流れ場の可視化に基づく電解プロセス設計 | |
産業技術総合研究所 上田 高生 |
球面調和関数によるボールミル媒体形状の設計手法開発と実証 | |
千葉大学 吉村 彰大 |
「固体王水」の水平展開によるレアメタルの新規リサイクル手法の開発 | |
第1期 | 東北大学 里見 知昭 |
鉱石採掘フルオートメーションの実現に向けたバケット掘削による発破起砕鉱石の粒度推定法の開発 |
産業技術総合研究所 綱澤 有輝 |
微小域元素組成に基づく鉱物の存在形態および単体分離特性の評価技術の開発 | |
東京海洋大学 淵田 茂司 |
海洋の鉄酸化細菌を用いた有価硫化鉱物と黄鉄鉱の海水浮遊選別法の開発 | |
京都大学 久保 大樹 |
リモートセンシングと機械学習の応用による深海底資源の探査と評価の自動化・精緻化への挑戦 | |
東北大学 夏井 俊悟 |
高速度イメージングと Deep Learning 支援による銅マット – スラグ形成場マルチフィジックスの開拓 | |
愛媛大学 佐々木 秀顕 |
銅電解中の物質移動を促進するアノード形状と流れ場のデザイン | |
愛媛大学 西岡 宣泰 |
高密度 / 高速反応場を実現する模擬精鉱バーナーによる銅精鉱酸化反応の発生頻度の増大およびマグネタイト固相の生成を抑制させる手法の確立およびその原理の解明 |